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子どもの乾燥肌と保湿剤について
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    (しろうジャーナルNO.16 2009年12月 配信)

     

    子どもの乾燥肌と保湿剤について

    まつしま病院 佐山圭子 先生より

    〈新生児〜3か月くらいまで〉

     生後間もなく〜3か月までの赤ちゃんの肌は、お腹の中でもらったお母さんからのホルモンの影響でベタベタで脂性です。(個人差があり、思春期にニキビがでやすいかどうかと同じですが)脂っぽい汚れは石けんで取りましょう。沐浴指導でガーゼを使うことが多いですけれど、指の腹でよく泡立てた石鹸でマッサージするみたいにあらってあげるのがお勧めです。
    ガーゼはごしごしすると肌にはやさしくおりません。

    私は、3か月くらいまでの赤ちゃんの場合、保湿剤は必要ないと考えています。

    湿疹がひどい赤ちゃんの場合も、まずは石鹸で洗いましょう。
    実は、そのくらいまでの赤ちゃんの肌は、子どもによくある乾燥肌ではなく、思春期のようなベタベタ肌なのです。脂っぽい肌に余計なものを塗ると不潔になったりします。
    (例えば、思春期に大事なことは清潔にするスキンケアではないでしょうか?)それでも良くならないときは清潔にした肌に軟膏を塗ってもらいます。

    まずは非ステロイド系の軟膏を、それでだめならステロイド系を塗るようにします。

    〈3か月〜〉
     
    3か月以降の赤ちゃんの場合も、お肌がすべすべならば、あえて保湿剤を使う必要はないと考えています。
    肌がかさかさしている子どもの場合は、保湿剤を使います。冬場は乾燥が目立つ子が増えますね。
    また、お風呂はぬる目にして、石鹸は使わない方が良いでしょう。
    熱いお湯や石けんは、子どもの肌には少ない大事な皮脂を取ってしまって余計にかさかささせてしまうからです。また、乾燥してかゆがる子の場合、裸だと掻きむしってしまうことがあるので、お風呂を出たら早くふいて、早く保湿剤を塗って、早く服を着せてあげて下さい。

    生後2か月頃までに出る乳児湿疹を「アトピーでは?」と心配する人もいらっしゃいますがアトピーは強い痒みを特徴とする“慢性湿疹”なので、生後1か月〜2か月程度の赤ちゃんで“慢性”というのは、あまり考えられないと思います。

    清潔にしてスキンケアをしてあげ薬もつかっているのに乳児湿疹が治らない、さらにかゆがる仕草がだんだんはっきりしてきたという3〜4か月くらいからアトピーは疑われます。
    その場合は、治療しつつ様子を見ていきましょう。
    アトピーの場合は長い付き合いになることが多いので(もちろん個人差はありますが、月単位でなく年単位くらいに長くなるという意味)お医者様とのコミュニケーションは特に大事だと思います。

    心配の先どりはあまりしない方がいいですよ。
    多くの乳児湿疹は清潔にするか軽い治療でよくなっていくことが多いですから。

     

    (しろうジャーナルNO.16 2009年12月 配信)

     

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