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会員リレーエッセイvol2. 理事・高橋夏子
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    会員リレーエッセイ vol.2 理事・高橋夏子

     

     こんにちは!理事・メルマガ担当の高橋夏子です。6歳の男の子の母親で、仕事は映像制作のディレクターと、公園の植栽管理などを行うガーデナーを兼業しています。我ながら本当にヘンテコな組み合わせですが、これに会の活動も加わった名刺を渡すと、一体何をやっている人なのだろうと、訝しがられます。

     

    【きっかけは…】

    大学卒業以来、テレビ番組を制作する仕事をしておりましたが、その中でも細々とではありますが、ライフワーク的に取り組んでいたのが、医療に関する特集でした。がん医療や産科医療など、様々な分野について取材していましたが、そもそもこうした分野に関わる最初のきっかけが『小児医療』でした。

     

    24時間365日奮闘する小児救急の現場や、適切な治療を受けることができず命を失った赤ちゃん、そして過労自殺された小児科医の中原利郎先生についてなど、『小児医療崩壊』と叫ばれる現状について2003年頃から取材を重ねていました。

     

    2007年に子どもを授かり、育児休暇を取っていたのですが、故 中原先生の奥様・のり子さんから「小児医療について面白い活動を始めたお母さんがいるから、会ってみたら?」と声をかけられ、4ヶ月の息子を抱えて行ったのが、阿真さんとの出会いでした。

     

    「アマさん?ナニ人だろう?」と思いながら、新宿区で行われた小児医療の講座に参加。講座終了後には、年会費3000円(年会費は1000円〜です^^)を払い、会員になっていました。その場で会員になった人が私の他にも数名いましたが、変な団体だったら一体どうするんだ!?というほどの勢いでした。

     

    【何をするの?】

    会員になったといっても、具体的に何をするのかはよく分かっていませんでした。ただ、たった一人でこの活動を始めた阿真さんのコンセプトには、目からウロコを何枚もはがされました。

     

    「深夜の救急に軽症の子どもを連れて行く親は『コンビニ受診』と言われ、医療崩壊の元凶のように批判されるけれど、本当の意味でのコンビニ受診はごく一部。ほとんどの親は我が子がとにかく心配で、不安に駆られて受診している。その心配を取り除くことが大事。」

     

    「産後の病院で沐浴を習うように、1歳児検診で歯磨きを習うように、子どもの病気について、誰もが学べる場が必要。」

     

    「親が慌てずに子どもの病気に向き合うようになれれば、安心して子育てができる。ひいては医師の過重労働の軽減や、重症な子どもへ迅速に最適な治療を行うことにもつながる。」

     

    など、これまでの『医療現場VS患者』の対立構図ではなく、『医療現場&患者』の全く新しい考え方。「このコンセプトは素晴らしいなあ。是非、形にしなければ」と思いました。

     

    【できる人ができることを】

    小さな子どもを抱えたママ達ばかりで、一体何が出来るのか。最初は(今も?)悪戦苦闘の連続でした。講座を開催しても人が集まらない。自治体などに呼びかけても見向きもされない。ノウハウがないから何をやるにも時間がかかる。そしてとにかく資金がない。

     

    まだ赤ん坊だった息子に授乳しつつ、夜中にパソコン作業をし、気づいたら朝になっていた、ということも何度もありました。

     

    もちろん、そうした状況だったのは私だけではなく、結構無理をしていた仲間も多かったと思います。このままじゃ、続かないといった気持ちを抱く人もいたかもしれません。そんな中、出てきたのが「出来ることを、出来る人が、出来る時にやる」という言葉でした。

     

    確か、協力医で3児のママでもある佐山圭子先生が最初に言ってくださったように記憶しているのですが、この言葉が会のメーリングリストで流れると、あっという間に皆の意識に浸透して、会の活動を支える考え方となりました。

     

    これまで60回以上、震災時を除き毎月欠かさずメールマガジンを発行し続けてきたメルマガチームは、分業制で作業を進めているのですが、「今月は子どもの行事で忙しいから、担当の部分、誰か替わって〜」などといった形で、お互いに支え合いながら続けています。

     

    無理は続かないし、楽しくないことも続けられない。小児医療の会に集まる人達は、いい意味での『お節介モノ』ばかりで、本当に得がたい仲間ですし、一緒にやっていて楽しいです。小・中・高と忘れ物&遅刻トップの座を争っていた程のユル〜イ人間の私でも続けてこられたのは、こうした緩やかな空気と仲間達のおかげだなあと、改めて感謝しています。(空気は緩やかかもしれませんが、会の運営や方針は、もちろん、しっかりしています!!)

     

    (2013年12月号掲載)

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