しろうジャーナル 掲載記事ブログ

インフルエンザの検査ってどこまで必要なの?受診の目安は?
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    (2012年3月15日 配信)

    インフルエンザの検査はどこまで必要なのか
    星川小児クリニック(横浜市)院長 山本淳先生


     インフルエンザの流行期に発熱したら、必ず医療機関を受診して、インフルエンザの検査を受け、陽性になったら必ず抗インフルエンザ薬を処方してもらう(あるいは処方する)があたりまえと思っていますか?

    学校や保育園も、体調が悪いと思ったら「早めに医療機関を受診しましょう」(言外には検査をしてもらってきてください)と健康だよりに書いておくのがまあ無難ですし、そう書くことが、これもあたりまえと思っているかもしれません。新型インフルエンザのときにも、厚生労働省も文部科学省も「発熱したらすぐにお医者さんを受診しましょう」などとPRした国ですから、そんな空気が国中に漂っていたとしても仕方ないかもしれません。

    でも、インフルエンザの流行期などに、「ちょっと熱が出たぐらいでは慌てないでくださいね、家での観察ポイントは・・・そしてこんな時は必ず受診をするといいですよ・・・」などという具体的で安心できるような啓蒙活動が、国レベルは無理かもしれませんが、例えば、学校や園などを通してでも行われたらどんなにいいかななんて、そんなことを望むのは無謀でしょうか。

    今は、「私は小児科を受診するまでの必要はないと思っていたのですが、園や学校が医療機関を受診してくださいというので来ました」というような受診が多いです。もちろん検査をしないと園や学校に報告できないので、できればして欲しいということになります。おそらくこんなことをしているのは日本だけでしょう。学校、園、マスコミ、それに国をあげてPRをし、その結果、世界の半分以上の検査をし、世界の半分以上のタミフルを使う(今年はどうかわかりませんが)そんな国ができました。

    インフルエンザはピラミッドのような病気で、底辺のほうには、無症状だけどインフルエンザに罹っているという人がかなりいます。そういう人は所詮みつからないし、あるいはちょっと体調が悪いけれど家で休んでいるだけで大丈夫という方も本当は多いものです。

    私の娘などは、すでに解熱しているのに、「隣の席の子がインフルエンザだったので、医療機関を受診するように」と学校から言われてしまいました。「解熱しているような子が受診しても医療機関にご迷惑をかけてしまうし、解熱している子の検査は意味がないので、インフルエンザと考えて解熱して2日たってから登校させるようにしますので、このまま家で様子をみさせてほしいのですが」と言ったところ、「それでは欠席扱いになってしまうので医療機関を受診して治癒証明を・・・」「だったら娘は欠席扱いでもいいですが、出席停止は医師が決めるのではなく学校長が決めるのですから、このような場合は医療機関を受診しなくても出席停止でも良いと思いますが・・・」などというやりとりをしていたら、職業がばれました(大笑)

     検査もそうですが、治癒証明をもらいにいくだけの形だけの受診の強要!というのもやめてほしいものです。でも、早く検査して早く抗インフルエンザ薬を使ったから、新型インフルエンザの被害も日本では世界でも一番少なかったのではないか、妊婦の死亡もひとりもいなかったではないかという声も聞こえてきそうです。もちろんそれはそうだと思います。

    しかし、欧米は、例えばホームドクターの予約をとったとしても、2日後の予約がとれるぐらい。その頃には、タミフル、リレンザもあまり効きません。たぶん妊婦さんでもそうだと思います。

    しかし、日本の一部の人たちの受診行動は極端に早すぎ、また、検査する必要もない人までやたら検査検査・・・をするわけです。日本独特のフリーアクセスは、市民が節度ある医療機関の使い方をすれば、特にインフルエンザの診療にとっては、欧米よりもずっと良いと思います。しかしそれを壊してしまうのも、実は行政や学校、そして保育園・・・そしてマスコミかもしれません。社会全体への影響よりも、自分たちに責任が及ばないように「とりあえず指導」することを優先してばかりいれば必然的にそうなりますね。その「指導」が市民をあおり、医療を疲弊させていることに思いが及ばないのかもしれません。 

      インフルエンザの検査にも、もちろん良い面があります。特に大切なのは、インフルエンザの経過を予想しながら、お子さまの症状を見守っていけるという安心感を得られることです。また、絶対ではありませんが、インフルエンザ以外の原因での発熱ではなさそうだという根拠がひとつ得られたことになります。抗インフルエンザ薬を使うための検査という位置づけだけではなく、疾患を理解し、慌てずに家庭で看護していくためのツールとして、役立てていきたいものだと思います。

    ☆続きます。インフルエンザの流行期に発熱や咳があったときの受診の目安↓

    http://iryo000.web.fc2.com/yamamotoinnfuru2.htm


    (2012年3月15日 配信)
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    インフルエンザ −その予防と対処−
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      (しろうジャーナルNO.27 2010年10月15日 配信)

       

      インフルエンザ −その予防と対処−

       

      自由が丘メディカルプラザ 小児科 高嶋能文先生より

       

      風が秋めいてきて、朝が気持ちいい季節になりました。今年も10月からインフルエンザワクチンの接種の時期に入りました。

      9月に私のいる目黒区内のある学校で新型インフルエンザの集団発生があり、学級閉鎖がありました。

      都内では今シーズン初とのことです。通常、季節性インフルエンザは11月下旬から流行し出しますが、

      新型インフルエンザの流行は季節性インフルエンザより早い時期から始まる可能性もあり、十分な注意が必要です。

       

      今回はインフルエンザとワクチンについてQ&Aで情報をお伝えします。

       

      Q.インフルエンザと冬の風邪の違いって何ですか?

       

      A.冬の風邪はライノウイルスやコロナウイルスなどが原因で、咳や鼻水などの症状が主で熱はあまり出ないのに対して、
      インフルエンザはインフルエンザウイルスによって起こり、高熱やからだの痛みなど全身症状が強く出ます。
      インフルエンザは非常に感染力が強く、脳炎・脳症や肺炎などの危険性もあり、風邪とは区別する必要があります。

       

      Q.かからないようにするにはどうしたらよいですか?

       

      A.ひとつは予防接種、もうひとつは日常生活での注意です。予防接種についてはあとのQ&Aで述べますのでそちらを参照してください。
      日常生活での注意点としては、まず日ごろから体調を整えて栄養をとり、十分な睡眠をとって体力をつけることです。
      また、インフルエンザは感染した人の咳やくしゃみとともにウイルスが小さなしぶきになって飛び散り、
      まわりの人がそれを吸い込んでうつります。マスクをしたり、人ごみを避けるなどの配慮も必要です。
      外から帰ってきたらうがいと手洗いを行いましょう。
      アルコール消毒は有効ですが、手が荒れるときちんとした手洗いができなくなるので、手荒れ防止にハンドクリームもよいと思います。
      インフルエンザウイルスは湿度に弱いので、加湿器などで部屋を適度な湿度(5060%)に保つとよいでしょう。

       

      Q.今年のインフルエンザワクチンの特徴は何ですか?

       

      A.昨年と大きく違うのは、今季のワクチンは1本で季節性インフルエンザ(A型とB 型)と新型インフルエンザの

      3種類に効果があるワクチンとなっています。

       

      Q.何回、いつ接種すればいいのですか?毎年接種しなくてはいけませんか?

       

      A.13歳未満は2回接種となります。13歳以上は1回または2回です。
      2
      回接種の場合は3~4週間あけて接種するとよいでしょう
      (例1:1回目を10月、2回目を11月、例21回目を11月初め、2回目を11月終わり)。

        ワクチンの効果は接種後約2週間〜5ヶ月程度と言われています。

      インフルエンザウイルスは毎年のように変異しますから、毎年接種が必要となります。

       

      Q.ワクチンを接種したらインフルエンザにかからないのですか?

       

      A.そうとは限りません。実際、私は昨シーズン、インフルエンザワクチンを接種したに
        も関わらず、            

       インフルエンザにかかってしまいました。通常、ワクチンの株(型)と実際に流行し
       た型が一致した場合は
      70~90%の発症を防げるといわれています。

      こどもに対するワクチンの有効性は様々で、1~6歳では20~30%の効果という報告もあり
        ます。

      6ヶ月未満の赤ちゃんには有効性があるという確証が得られていません。

       

      Q.では、こどもや赤ちゃんはワクチンを接種しても意味がないのですか?

       

      A.6ヶ月未満の赤ちゃんには有効性が確認されていないので、接種は行いません。

      ご家族やまわりの方が接種をしてうつすのを防ぎましょう。

      米国ではインフルエンザにかかると重症化する可能性がある6ヶ月〜2歳までのお子さ
        んには接種を勧めていますが、

      日本では6ヶ月から1歳未満のお子さんには接種を見合わせる先生方も多いようです。

      それには1歳未満だとインフルエンザに接触する機会も少ないという理由もあるようで
        す。

      赤ちゃん保育など集団生活をされている場合はかかりつけの小児科医とよく相談して
        ください。

       

      Q.卵アレルギーがあるのですが、接種できますか?

       

      A.インフルエンザワクチンはにわとりの卵を使ってつくられています。高度に精製され
        ていますが、

      ごく微量の卵たんぱくが含まれます。

      卵によるアナフィラキシー(呼吸困難などの重度のアレルギー症状)を起こしたことがある方は接種できません。

      軽度のアレルギーなら接種できることが多いので、かかりつけ医に相談してくださ
        い。

      また、1歳までのお子さんで卵を食べたことがない場合もかかりつけ医とよく相談されることをおすすめします。

       

      Q.妊娠中や授乳中でも接種できますか?

       

      A.妊娠中も週数によらず、また授乳中も接種できます。

      妊娠中でもワクチンによって流産や胎児に先天異常が増えるという報告はありません。

       

      Q.インフルエンザにかかってしまったら?

       

      A.急な高熱やからだの痛み(関節痛や筋肉痛)が強い時には早めに受診しましょう。

      インフルエンザには治療薬があります。インフルエンザ治療薬は年齢や症状に応じて内服薬と吸入薬と点滴注射があります。

      家庭では安静にして休養をとり、十分な水分をとることが大事です。インフルエンザ治療薬をつかって下がっていた熱が再び出たり、

      何度も吐く、けいれん、受け答えがはっきりしない、息が苦しそうなどの症状があればもう一度かかりつけ医を受診してください。

       

       日常生活での注意とワクチンでインフルエンザシーズンを乗り切りましょう。

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      新型インフルエンザ「騒動」のこと
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        (しろうジャーナルNO.14 2009年10月15日 配信)


        新型インフルエンザ「騒動」のこと


        星川小児クリニック(横浜市)山本淳先生


        新型インフルエンザについて・・・?
        う〜ん、私から説明できることは実はあまりありません。

        今までわかっていることは、実はあまり
        多くはないのです。

        最近わかってきたこととして、季節型に比べ、呼吸器障害が重症になる例が多い
        ようだとか、脳炎のリスクが高いのではないかとかも言われてはいますが、季節型と違い、ワクチンが全く無い状態での報告ですから特に新型だから怖いということでもないのかもしれません。

        よくわ
        かりません。

        ごめんなさい。


        今回は、ですから症状や治療についてのことはさておき、インフルエンザ「騒動」のことを説明させていただこうと思います。

        9月1日、夏休みを終えて出てきた小学生に文部科学大臣から渡された手紙には、『せきや熱が出るなど、かぜやインフルエンザにかかったかなと思ったら、すぐにお医者さんに行ってください。』

        これには全国の小児科医がびっくり仰天。

        これを真に受ければ、ちょっと微熱、ちょっと咳・・・でもインフルエンザが心配・・・という
        だけで軽症のお子さんでたちまち地域の小児科はパンクしてしまうでしょう。

        実際に真に受けた学校
        が「微熱などがあったら学校を休みすぐに病院に行くように」と保護者に指示している例はいくらでもあるようです。

        文部科学大臣も、現場の学校も、そして保育園も、場合によっては地方自治体や
        保健所までも、その一言が、医療現場にとってどんな影響があるのかなどはほとんど考えずに、立場上、メッセージを発信してしまうのかもしれません。

        クラブで新型インフルエンザの患者さんが出たある学校では、『熱がなくても検査してこなかったらクラブ活動は認めない』というお触れを出しました。

        もちろんそんな検査は意味はありません。

        も、医療機関はため息をつきながら鼻に綿棒つっこんで、「はい陰性」というような、「お芝居」をしなくてはならないのです。

        ある学校では、それこそ熱が出たら「検査をしてくるように」という指示。まだ軽症だし、自宅で少し様子をみようということすら許されない雰囲気です。

        さらに追い打ちをかけるように「必ず医療
        機関を受診して治癒証明」!マスコミも「稀だが重症化した例」とか、「不幸にして亡くなられた例」ばかりを報道して煽ってばかりですから不安に思うのは仕方ないんですけどね。

        こうして全く発症もしていない子や、微熱はあるけど元気というような子、治癒証明書をもらうだけの子が、全国の医療機関を訪れるようになりました。


        9月は閑散期なのでまだ持ちこたえていますが、行政、市民がこのままの意識で都市部での流行を迎えればきっと簡単に医療現場、特に小児医療は崩壊してしまうでしょう。言うまでもなく、軽症の患者さん、心配だから受診したというだけの患者さんに医療機関は占拠され、重症の患者さんには手がまわらなくなるということです。

        私の医療機関も決して例外ではなく、9月で普通は閑散期だというのに、おかげさまで忙しくさせ
        ていただいています。

        ただ、多くの患者さんは、「すみません、このくらいで来る必要はないことは
        わかっているし、検査をしても意味がないこともわかっているのですが、幼稚園から行くように言われて・・・」と、申し訳なさそうな受診が目立ちました。

        一方、発熱してすぐ受診(国民として文部科
        学大臣のおっしゃる通りに行動しました!)の全く初診の方などは開口一番「インフルエンザの検査をしてください」。

        実は私は、ちょっと嬉しかったんです。

        というのは、普段からの患者さんへの情報支援がとても効果
        をあげていることを、こういった比較で実感できたからです。かかりつけの患者さんにだったら、「文部科学大臣からの手紙、破って捨ててくださいね」(笑)などという軽口もたたいて、笑顔で医療がおかれている問題を話したり聞いたりするチャンスにもなって、診療がとても楽しくもあります。

        『知ろう!小児医療 守ろう!子ども達』の会の活動も、このような時こそ真価を発揮されるものと思います。がんばってくださいね!

        厚生労働省でも、文部科学省でも、保健所でもいいのですが、「早めの受診」というような曖昧な言葉じゃなくて、「どんな症状だったら急いだほうがいい」とか、「こんな程度だったらもう少し待ちましょう」とか、「インフルエンザの検査は半日以上、できれば1日たってからしないとあまり意味がない」とか、そういうより具体的なメッセージにしなくちゃいかんのですよ。

        それじゃあ、仕方ないので(笑)、かわりに具体的に目安を言うと、
        1.こんな時は急いで受診しましょう
          ・発熱+咳があり、意識が少しおかしかったり、意味不明のことを言う
          ・発熱+咳があり、息がかなり苦しい
         2.こんな時は慌てずに家でちょっと様子をみましょう
          ・発熱または咳はあるが、食欲はまあまあ
          ・発熱または咳はあり、食欲もないが、比較的元気はある
        というような具合です。1と2の中間もあるでしょうけれど、それは時間帯や曜日なども考慮して考えてください。・・・ってことはいつもと一緒?
        そうなんです。
        普段とあまり変わらないです。
        これに前述の検査に適したタイミングを加えて判断
        すればいいと思います。
        でも、必ず検査をしなくてはいけないってことでもありません。
        必要性が高いと思われたときに
        実施すればいいのですが、日本は一時、全世界の80%の検査をしていたこともあるそうで(タミフルも一時世界の80%を消費していたのも有名ですが)、検査をしないと手抜きのように思われてしまうので、せざるを得ないところもありますが、これはまあ日本特有の現象です。
        前に述べたような意味の無い検査をしながら、『この検査キットの1/10でも開発途上国にあげれたらいいのに』と思いながら診療をしています。
        さて、ところで、新型インフルエンザには、これからワクチン接種の問題が残っています。
        効果が
        どうかということも大切ですが、いったい誰がいつどうやって接種するのでしょう。
         そのことは今後(といってもおそらく1〜2ヶ月以内に)問題になってくると思いますが、あまりに長くなるのでここでは述べません。
        それよりも前に、あまりに軽症の人の「超」早期受診勧奨が、
        これ以上続けばその前に小児医療体制が崩壊してしまうかもしれませんので、今回はそのことに焦点をあててお話しをしてみました。
        さて、明日も、「このくらいなら、もう少し家で様子をみても大丈夫ですよ」
        「でも、元気でもインフルエンザだってこともあるって聞きましたけど」
        「そりゃあそうですけど・・・検査してみますか?」
        「是非ともお願いします。学校の先生も結果を待っているので」
         ・・・・
        「あらら、陽性ですね。」
        「検査して良かった!」
        (妙に気まずい雰囲気が流れる)(^^);
        な〜んてことがいろんな小児科でずっと繰り返されるのでしょうね。皆さんは、上の会話で、患者さん、先生、どっちの気持ちに近いですか?
        ごく軽症のインフルエンザを見つけだすことが大切なのか、重症の患者さんを救う体制を整えることが大切なのか、日本はどうやら先進諸外国とは違う道を歩み始めているようです。
        ただ、重症になっ
        てしっかりとした治療を受けなければならない患者さんは少ないです。一方で検査をしてほしい、軽症でも受診したいという患者さんは多いです。
        ここで多数決の論理をとれば、当然軽症の人が勝ち
        ますね。
        でも、皆さんだって、皆さんのお子さんだって、重症になることもあるのです。
        こんなとき、そんな多数決に流されてはだめですね。個人、学校、会社を守るということだけに目を奪われていてはいけない。
        それ以上に大切なのは、「社会」を守る視点です。

        それが残念ながらできない国だということを、今回の「騒動」から経験できました。(というよりもこれから経験するのですが) 
        なお、今後、毒性が変化したり、型が変化したり、ワクチンが導入されたりして、状況はどんどん変わります。
        その都度、現場では対応を変えていかなくてはなりません。それは「ぶれ」ではないです。

        今回の原稿は2009年9月の状況をもとに作成したことをここでお断りさせていただきます。
        これからも皆さんと一緒に考えていきたいなと思います。

        (しろうジャーナルNO.14 2009年10月15日 配信)

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