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子どもの足の特徴と発達〜“よい足”を育てるには?
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    連載第1回:子どもの足の特徴と発達〜“よい足”を育てるには?
    東京医療保健大学 医療保健学部 医療情報学科
    山下和彦 准教授
    (2012年7月15日 配信)

    【20歳までの足の発達が、子どもの一生を左右する】
    子どもの健康や成長には皆さん高い関心をお持ちだと思います。例えば一般的な指標として、身長や体重の年齢(月齢)標準値があり、これらによって低身長や低栄養などについての評価がなされます。

    ところでお子さんの足については、どのくらいの関心や知識をお持ちでしょうか?あまり知られていないことですが、20歳までの足の発達が、子どもの一生を左右するのです。足が十分に発達しないと,スポーツ障害のリスクや、転倒や骨折などにより、将来寝たきりとなってしまう危険性もあるのです。

    一生を支える足だからこそ、子どものうちにしっかりした土台作りをしてあげませんか?この連載コラムでは、大地を踏みしめ、自由に駆け回れる『よい足』を育てるヒントをお伝えしたいと思います。
     
    よく聞かれる言葉に「子どもの靴はどのようなものがよいのかわからない」「親が扁平足だから子どもも扁平足になった」「やっぱり裸足っていいの?」といったものがあります。

    これらの質問に対する答えは、このメルマガを読んでいただけると大体「想像できる」ようになると思います。「想像」と書いたのは,理論や構造を理解することで「こうするとこうなりそうだな・・・」というのがイメージできるようになるからです。

    この「イメージできる!」というのが本コラムの目指すところです。これから数回に分けて,足の発達についてポイントをひとつずつ解説したいと思います。

    【子どもの足を決めるのは遺伝?それとも環境?】
    骨格や爪の基本的要素は遺伝します。そのため,扁平足傾向や甲高,指が曲がっているという現象も遺伝します。生まれたての赤ん坊の足や爪を見て「パパそっくり」というのはまさに正しい表現です。

    しかし、子どもの足は『軟骨』で出来ており、足の骨が大人と同じ『骨』の状態になるのは20歳になる頃。成長過程には環境因子も大きな影響を持つのです。

    つまり、遺伝的要素は否定しませんが、大人になっても扁平足だというのは成長の過程にも何らかの問題があったと考えられます。この観点から足の骨格や爪の形について言えば、成長の過程で支援することで、怪我や痛みが発生しにくくなり、『よい形の足』に近づけることができるのです。

    これから行うお話のポイントをちょっとまとめてみましょう。

    足の骨格や爪の形などは遺伝の影響があるので親子で似てきます。

    子どもの足は軟骨で構成されており、20歳頃までに大人と同じ硬い骨に成長します。これを『骨化』と言います。

    『骨化』には機械的刺激(運動などの負荷刺激)と栄養(骨の形成を促進させるたんぱく質など)が必要です。

    生まれた頃の足(脚)はO脚ですが、成長に従ってX脚になり、ふたたびO脚傾向になり、まっすぐの足へと変化することが多く見られます。

    子どもの靴選びには、いくつかのポイントがあります。さらに、履き方次第で足の成長を支援できます。

    親にもできる日常的なケアが、子どもの足の成長を促します。ポイントは『骨への適切な刺激』です。

    では,『よい形の足』とはどんな足でしょうか?それは『骨』を知ることで見えてきます。実は『骨』には意外な役割があるのです。…次回をお楽しみに!

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